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鼠小紋
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ねずみこもん
ふりがな文庫
“
鼠小紋
(
ねずみこもん
)” の例文
おせい様は
鼠小紋
(
ねずみこもん
)
の重ねを着て、どこか
大家
(
たいけ
)
の後家ふうだった。小さくまとまった顔にくちびるが、若いひとのように
紅
(
あか
)
いのだ。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
巫女 (
階
(
きざはし
)
を
馳
(
は
)
せ
下
(
くだ
)
る。髪は
姥子
(
おばこ
)
に、
鼠小紋
(
ねずみこもん
)
の
紋着
(
もんつき
)
、胸に手箱を掛けたり。馳せ
出
(
い
)
でつつ、その落ちたる梭を取って
押戴
(
おしいただ
)
き、社頭に恭礼し、けいひつを掛く)
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と膝に手を突いて起上りますると、
鼠小紋
(
ねずみこもん
)
の
常着
(
ふだんぎ
)
を
寝着
(
ねまき
)
におろして居るのが、汚れッ
気
(
け
)
が来ており、お
納戸色
(
なんどいろ
)
の
下〆
(
したじめ
)
を乳の下に堅く
〆
(
し
)
め、
溢
(
くび
)
れたように痩せて居ります。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
紋
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
“鼠小紋”で始まる語句
鼠小紋春着新形