默止もくし)” の例文
新字:黙止
今此方にて不審ふしん致す詞のに付て彼是かれこれ申は可謂いはゆる引れ者の小うたとやら取に足ずと申せしかば外記も暫時しばし默止もくし居たりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よつて平左衞門は増々ます/\心中に驚くと雖もなほも其の色を見せず默止もくして居たりしかば大岡殿少しこゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼び手前一人ひとりあとに殘されたと云ふが御奉行樣が何を御聞なされたかはなしてきかせよと云共いへども大岡殿よりかね口止くちどめありしかばさらに物を云ず默止もくしるにぞ久兵衞は急込じれこみヤイ三吉何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)