黒金くろがね)” の例文
するとそのほのあかるい水の底に、黒金くろがねの鎖を巻いたような何とも知れない怪しい物が、じっとわだかまって居りましたが、たちまち人音ひとおとに驚いたのか、ずるりとそのとぐろをほどきますと
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それ、いた。皆見るがい。黒金くろがねの縛は
聞け、大いなる黒金くろがね巨人きよじんの指は
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黒金くろがねの船の舳先へさき
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
黒金くろがねなすあらそいの声が響いたのを8705
わかき巨人が黒金くろがね高胸たかむねへだて
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黒金くろがねの船の舳先へさき
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)