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麻幹
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おがら
ふりがな文庫
“
麻幹
(
おがら
)” の例文
リュウリュウと
麻幹
(
おがら
)
のごとく見事にしごいて、白髯たなびく古木の面に殺気を漂よわながら、エイッとばかり気合もろ共鳥刺しの面前にくり出すと
旗本退屈男:08 第八話 日光に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
麻幹
(
おがら
)
を斬るという言葉はあながち誇張ではない。斬られるものが、狼狽のあまり半ば
喪心
(
そうしん
)
してしまい、斬る者は手に入って、斬るごとに無我心業の境になってゆくのである。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
盆が来て、みそ
萩
(
はぎ
)
や
酸漿
(
ほおづき
)
で
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
を飾るころには、私は子供らの母親の
位牌
(
いはい
)
を旅の
鞄
(
かばん
)
の中から取り出した。宿屋ずまいする私たちも
門口
(
かどぐち
)
に出て、宿の人たちと一緒に
麻幹
(
おがら
)
を
焚
(
た
)
いた。
嵐
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
薬湯を捧げている陶庵の躯が、
麻幹
(
おがら
)
のように
顫
(
ふる
)
えていた。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と言って、二度も三度も焼け残った
麻幹
(
おがら
)
の上を飛んだ。
嵐
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
幹
常用漢字
小5
部首:⼲
13画
“麻幹”で始まる語句
麻幹畑
麻幹馬