“鷲攫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わしづか50.0%
わしづかみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その作物の大体を鷲攫わしづかみにして、そうしてもっとも顕著に見える特性だけを目懸めがけて名を下したまでであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
欧洲大乱といふ複雑極まる混乱した現象を、鷲攫わしづかみに纏めて観察した時、自分は始めてこの戦争にある意味を附着する事が出来た。さうしておもその意味からばかり勝敗の成行なりゆきを眺めるやうになつた。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)