“鰷(はや)” の例文
『久太、鮒と鰷(はや)と取り替えっこしようか?』と私が諢(からか)いました。『宜(よ)うがす。鮒一尾と同じ大(いか)さの鰷(はや)三尾と取り替えべえ』
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
三時に家(うち)へ帰ったが、家で遊んで又何か壊すと悪いから、乃公は釣魚(つり)に出掛けた。いつかぶくぶくしそこなった水車の傍へ針を下したが、鰷(はや)が二尾(ひき)漁(と)れたばかりだ。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
三島美人化粧の水の泉源は手頃な池で、藻草(もぐさ)の遊ぶ鰷(はや)の目玉さえ見えるくらい澄んでいる。水底(みなそこ)の砂が彼方此方でムク/\と動いて、大小の菊の花のような形をしている。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「鰷(はや)っ子ですよ」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)