“山鰷”の読み方と例文
読み方割合
やまばえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
檜山ひやま! これを見ろ!』と言って腹の真っ赤な山鰷やまばえの尺にも近いのを差し上げて見せた。そして自慢そうに、うれしそうに笑った。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
けれども何よりうれしくって今思いだしても堪りませんのは同じ年ごろの従兄弟いとこと二人で遊ぶことでした。二人はよく山の峡間はざま渓川たにがわ山鰷やまばえりに行ったものでございます。
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)