“魂氣(たまけ)” の例文
新字:魂気
慌(あは)てゝ眼を啓(あ)けて「や!」と魂氣(たまけ)た顏をして、恰で手に持ツてゐた大事な玉(たま)を井戸(ゐど)の底へ滑(すべ)らし落したやうにポカンとなる。また數分間前(すうふんかんまへ)の状態に復(かへ)ツて、一生懸命(しやうけんめい)に名案を搾(しぼ)り出さうとして見る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)