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髷先
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まげさき
ふりがな文庫
“
髷先
(
まげさき
)” の例文
だが藤次には、その
髷先
(
まげさき
)
だけを鮮やかに斬る確信はなかった。当然、顔にかかる、頭の鉢を横に割るだろう。勿論、それでさしつかえない。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ガラツ八の八五郎は、
髷先
(
まげさき
)
で春風を
掻
(
か
)
きわけるやうにすつ飛んで來ました。
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
草ほこりのたかった
髷先
(
まげさき
)
を散らして、べんけい
縞
(
じま
)
の
単衣
(
ひとえ
)
、きりッと裾をはしょって
脚絆
(
きゃはん
)
がけ。それは目明しの万吉であった。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朱鞘
(
しゅざや
)
で、
白絣
(
しろがすり
)
の着ながしだった。
青額
(
あおびたい
)
に、講武所風の
髷先
(
まげさき
)
が、散らばって、少し角ばった
苦
(
にが
)
みのある顔へ、酒のいろを、ぱっと発している。三十前後の男である。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
黒い大紋の袖が、さっと、内匠頭の
髷先
(
まげさき
)
を払った。と思うまに速い跫音は、ついと向うへ立ち去った。
檜張
(
ひのきば
)
りの厚い板床が、内匠頭の膝の下で、ミシリと鳴った。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
髷
漢検1級
部首:⾽
16画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“髷”で始まる語句
髷
髷節
髷形
髷物
髷仮髪
髷尻
髷括
髷頭
髷上半
髷本多