“髷先”の読み方と例文
読み方割合
まげさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが藤次には、その髷先まげさきだけを鮮やかに斬る確信はなかった。当然、顔にかかる、頭の鉢を横に割るだろう。勿論、それでさしつかえない。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガラツ八の八五郎は、髷先まげさきで春風をきわけるやうにすつ飛んで來ました。
草ほこりのたかった髷先まげさきを散らして、べんけいじま単衣ひとえ、きりッと裾をはしょって脚絆きゃはんがけ。それは目明しの万吉であった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)