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高蒔繪
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たかまきゑ
ふりがな文庫
“
高蒔繪
(
たかまきゑ
)” の例文
新字:
高蒔絵
昨日仕舞ひ込んだ雛の道具の中から、
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
の可愛らしい雛箪笥を見付けて、念のために振つて見ると、中でカラカラと鍵が鳴つてゐるではありませんか。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金の葵
唐草
(
からくさ
)
の
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
にて紫縮緬の服紗にて熨斗目麻上下の侍ひ持行同じ出立の
手代
(
てがはり
)
一人
引添
(
ひきそひ
)
たり又麻上下にて
股立
(
もゝだち
)
取
(
とつ
)
たる侍ひ十人宛二行に並ぶ次に
縮
(
ちゞ
)
ら熨斗目に
紅裏
(
こううら
)
の小袖麻上下にて股立取たるは
何阿彌
(
なにあみ
)
とかいふ
同朋
(
どうぼう
)
なりさて天一坊は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
清左衞門の取出したのを見ると、
梨地
(
なしぢ
)
に菊の花を
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
にした見事な手文庫の、朱の紐を卷いた封は破られて、中を開けると、二三枚の小菊と、見すぼらしい短刀が入つて居るだけです。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
紐
(
ひも
)
の色、
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
、いくらか似ては居りますが、よく/\見ると、まるつ切り違つた品で、
金蒔繪
(
きんまきゑ
)
で散らした紋も、鷹の羽が何時の間にやら
抱茗荷
(
だきめうが
)
になつて、嚴重にした筈の封印もありません。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
蒔
漢検準1級
部首:⾋
13画
繪
部首:⽷
19画
“高蒔”で始まる語句
高蒔絵