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驀
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まっしぐ
ふりがな文庫
“
驀
(
まっしぐ
)” の例文
腹と尾に力を入れて
驀
(
まっしぐ
)
らに急進するが一番
迅
(
はや
)
い故、専らその方を用いた結果、短い足が
萎靡
(
いび
)
してますます短くなる代りに、躯が蛇また
蚯蚓
(
みみず
)
のごとく長くなり
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
遠く近く輝き渡る大山岳の姿を身じろぎもせず眺めていた私は、間近い竜王岳の頂上をさして
驀
(
まっしぐ
)
らに急いだ。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
その他、武蔵が十年の
驀
(
まっしぐ
)
らな生活の間に武蔵自身も知らぬ敵が、ずいぶん出来ていた。その全部でなくても、一部の人間は、何らかの機縁から、武蔵の反対側にある小次郎の門をくぐっていく。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
切明けの跡はあってもそこは日当りのいい所為か、新らしい笹が勢よく伸びて、古い切株から生えた樺や
槭
(
かえで
)
の
櫱
(
ひこばえ
)
が腕程の太さに育っている。何でもいい、もう
驀
(
まっしぐ
)
らに下る許りだ。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
驀
漢検1級
部首:⾺
20画
“驀”を含む語句
驀地
驀直
驀然
驀進
驀向
真驀地
驀出
驀走
直驀地
眞驀