“馳騖”の読み方と例文
読み方割合
ちぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわれむべし過度の馳騖ちぶに疲れ果てたる馬は、力なげにれたる首をならべて、てども走れども、足は重りて地を離れかねたりき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
活溌々転轆々ろくろくとしておよそその馳騖ちぶするを得る所はこれに馳騖し、いよいよ進みて少しもたわまざる者なり。