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馬蹄形
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ばていがた
ふりがな文庫
“
馬蹄形
(
ばていがた
)” の例文
そこは
馬蹄形
(
ばていがた
)
の急な階段式机が何重にも高く
聳
(
そび
)
えている教室であった。中央の大きな黒板に向いあって、真白な解剖台がポツンと置かれてあった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
三人はそろって、どこか、そこが外国の町ででもあるような感じを
抱
(
いだ
)
きながら、
馬蹄形
(
ばていがた
)
にその船へ向かった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
道端
(
みちばた
)
の事、とあえて
意
(
こころ
)
にも留めない様子で、同じように
爪
(
つま
)
さきを刻んでいると、空の鵄が
暗号
(
あいず
)
でもしたらしい、一枚びらき
馬蹄形
(
ばていがた
)
の重い
扉
(
と
)
が、
長閑
(
のどか
)
な小春に、ズンと響くと
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
桟橋にも、
馬蹄形
(
ばていがた
)
の
街
(
まち
)
にも、その後ろなる山も、高原も、みな、美しく、厚い、雪で念入りにおおわれ、雪面を吹きまくる北海道の風はしびれるように痛かった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
手前の方に、会員のすわるための椅子が二十脚ほど
馬蹄形
(
ばていがた
)
にならべてあった。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
停車場は室蘭の町をズッと深く入り込んで、
馬蹄形
(
ばていがた
)
の一端に寄った方にあった。さびしい、終点駅であった。停車場は海岸の低地にあって、その上の方には、遊郭の灯が特に明るく光っていた。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
“馬蹄形”の意味
《名詞》
馬 蹄 形(ばていけい)
馬の蹄に似た形。Uの形。
(出典:Wiktionary)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
蹄
漢検準1級
部首:⾜
16画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“馬蹄”で始まる語句
馬蹄
馬蹄型
馬蹄銀
馬蹄螺
馬蹄喊声