“馬蹄形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばていがた80.0%
かなぐつがた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは馬蹄形ばていがたの急な階段式机が何重にも高くそびえている教室であった。中央の大きな黒板に向いあって、真白な解剖台がポツンと置かれてあった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
三人はそろって、どこか、そこが外国の町ででもあるような感じをいだきながら、馬蹄形ばていがたにその船へ向かった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
小法師岳の裾を馬蹄形かなぐつがたに迂廻してゆき、やがては南佐久の高原中に消えてしまうのであるが、その小法師岳は数段の樹相をなしていて、中腹近くには鬱蒼うっそうと生い繁ったもみ林があり
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)