馬耳塞マルセーユ)” の例文
ろんどん——ジブロウタ——馬耳塞マルセーユ——NAPOLI——ぽうと・さいど——スエズ——古倫母コロンボ——シンガポウア——香港ホンコン——上海シャンハイ——コウブ——よっくへえま! ふうれえい!
一、ココナットから象が出る馬耳塞マルセーユの朝景色。マルセーユの旧港ヴィユ・ポール。——この四角な、ます孵化場ふかじょうのようなもののなかには、あらゆる船舶の見本と、あらゆる国籍が詰め込まれている。
金銭かねさへ儲かつたら、地獄へでも下りてくのが支那人のならはしである。手当が良いといふので、苦力は苦もなく集まつた。青年将校はそれを一まとめに船に乗せて、馬耳塞マルセーユをさして海へ出た。
右手のド・トリー作「一七二〇年馬耳塞マルセーユ黒死病ペスト
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
馬耳塞マルセーユとナポリから大分の日本人が乗り込んで来て、船はいよいよ日本村の観を呈する。
よかったらすぐ、夕刊『馬耳塞マルセーユ人』へ廻すつもりだから。それから新聞記者を招待して、大々的に提灯ちょうちんを持ってもらってぜひとも『ヘルキュレス』と顔が合うようにしなくてはならん。
ジブラルタルから馬耳塞マルセーユまで——六九七カイリ。二日と一時間五十分。