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馨
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かぐわ
ふりがな文庫
“
馨
(
かぐわ
)” の例文
もろもろの花は地にあらわれ、鳥のさえずる時すでに至り、
班鳩
(
やまばと
)
の声われらの地にきこゆ。無花果樹はその青き
果
(
み
)
を赤らめ、
葡萄
(
ぶどう
)
の樹は花さきてその
馨
(
かぐわ
)
しき香気をはなつ。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
渦巻の浮彫をした
甕
(
かめ
)
形の王宮にはほうぼうに入口があり、暖い日には
緋
(
ひ
)
おどしの
鎧
(
よろい
)
をきた幾百の騎士が勇みたって湖のかなたに笑顔をもって彼らを待つ恋人の
馨
(
かぐわ
)
しい脣をすいにゆく。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
馨
漢検準1級
部首:⾹
20画
“馨”を含む語句
素馨
寧馨児
世馨
井上馨
余馨
印度素馨
素馨花
色馨香味触法
蓮馨花
蓮馨花色
都築馨六
馨之助
馨架
馨音
馨香