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饒舌家
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じょうぜつか
ふりがな文庫
“
饒舌家
(
じょうぜつか
)” の例文
また更に怖るべき
饒舌家
(
じょうぜつか
)
であることを知ったならば、二人とも、かくまで羽目を
外
(
はず
)
して時事を痛論するようなことはなかったでしょう。
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
器用な
真似
(
まね
)
が出来ないので、この
饒舌家
(
じょうぜつか
)
の婦人の間に挟まった不運を嘆息しながら、
否
(
いや
)
でも応でもそれを拝聴していなければなりませんでした。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「そう云えば、あのお人ですわ。お爺さん」幸なことには彼女も亦、老主人に劣らぬ
饒舌家
(
じょうぜつか
)
であった。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
でたらめ記者、
饒舌家
(
じょうぜつか
)
、弁護士、弁論家、演壇、論争、進歩、光明、人権、出版の自由、そういうものがあればこそ、子供は皆こういう姿になって家に運ばれて来るのだ。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
「だんなはこのままご滞在ですね。あの病気はちっとも気になさらないんですね。」アッシェンバッハはかれをみつめた。「病気?」とかれはおうむがえしに言った。
饒舌家
(
じょうぜつか
)
は黙った。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
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「なるほど、風俗壊乱というような字があったね。僕はそうは取らなかった。芸術と官吏というだけに解したのだ。政治なんぞは先ず現状のままでは一時の物で、芸術は永遠の物だ。政治は一国の物で、芸術は人類の物だ。」小川は省内での
饒舌家
(
じょうぜつか
)
で
あそび
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
決して青嵐居士のような
饒舌家
(
じょうぜつか
)
ではない、あくまでも関守氏に
喋
(
しゃべ
)
らせて、自分は、言語と態度を極度に惜しむかの如く、
傲然
(
ごうぜん
)
として、それに聞きいるだけの姿勢にいる。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
饒
漢検1級
部首:⾷
21画
舌
常用漢字
小6
部首:⾆
6画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“饒舌”で始まる語句
饒舌
饒舌娘
饒舌廻
饒舌箱
饒舌続
饒舌録
饒舌愛嬌