“じょうぜつか”の漢字の書き方と例文
語句割合
饒舌家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でたらめ記者、饒舌家じょうぜつか、弁護士、弁論家、演壇、論争、進歩、光明、人権、出版の自由、そういうものがあればこそ、子供は皆こういう姿になって家に運ばれて来るのだ。
「だんなはこのままご滞在ですね。あの病気はちっとも気になさらないんですね。」アッシェンバッハはかれをみつめた。「病気?」とかれはおうむがえしに言った。饒舌家じょうぜつかは黙った。
「なるほど、風俗壊乱というような字があったね。僕はそうは取らなかった。芸術と官吏というだけに解したのだ。政治なんぞは先ず現状のままでは一時の物で、芸術は永遠の物だ。政治は一国の物で、芸術は人類の物だ。」小川は省内での饒舌家じょうぜつか
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)