“養狐場”の読み方と例文
読み方割合
ようこじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養狐場ようこじょうのほうへ行きかけると、すれちがった若い亜米利加娘アメリカむすめが二人、とつぜんぼく達を呼びとめ、ぼくの持っていたカメラでうつしてくれというのです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
雨がまたしめじめと降りかけた時に、私たちは養狐場ようこじょうの高い板囲いの潜り戸を開けてもらっていた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
羅府ロスアンゼルスのブロオドウェイを、あるいは、ロングビイチの下町を、またはマウントロオの養狐場ようこじょうを、ただ訳もなく遊び歩いたのも、ひたすら手近な享楽で、眼の前にふたをしている気持でした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)