飾帶かざりおび)” の例文
新字:飾帯
彼女も矢張り東洋風のよそほひをして——濃紅のスカァフを飾帶かざりおびのやうに腰のまはりにしばり、縁取りのハンケチがひたひの周圍に結ばれ、美しい形をした腕はあらはに出て
「あなたはあんまり『衣裳トアレット』のことを考へすぎてよ、アデエル。花は着けてもいゝけれど。」そして私は、花瓶から薔薇を一輪とつて、彼女の飾帶かざりおびに留めてやつた。
彼女の白いモスリンの着物と青い飾帶かざりおびとは、よく似合にあつてゐた。