“かざりおび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飾帶50.0%
飾帯50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女も矢張り東洋風のよそほひをして——濃紅のスカァフを飾帶かざりおびのやうに腰のまはりにしばり、縁取りのハンケチがひたひの周圍に結ばれ、美しい形をした腕はあらはに出て
「あなたはあんまり『衣裳トアレット』のことを考へすぎてよ、アデエル。花は着けてもいゝけれど。」そして私は、花瓶から薔薇を一輪とつて、彼女の飾帶かざりおびに留めてやつた。
彼女の白いモスリンの着物と青い飾帶かざりおびとは、よく似合にあつてゐた。
それは無愛想な、いや、残忍な顔つきの男で、水夫らしく青い着物にきいろの飾帯かざりおびをしめ、あみ目のほどけかかった、つぶれたむぎわら帽を、ぐいとななめにかぶっていた。