“風骨”の読み方と例文
読み方割合
ふうこつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あばた顔の大亀が、この仲間では、年かさで、体つきも頑丈だが、小柄ながら阿能十には、武家息子らしい風骨ふうこつ敏捷びんしょうさがある。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岩石か何か超時間的な存在を見るような、一種グロテスクな、それでいて涼しい風骨ふうこつが漂っている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
……かなわざるまでも定家の風骨ふうこつをうらやみ学ぶべしと存じ侍るなり
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)