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風折烏帽子
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かざおりえぼし
ふりがな文庫
“
風折烏帽子
(
かざおりえぼし
)” の例文
いずれも、この日は鎧だが、とくに道誉の、鉢金打った
風折烏帽子
(
かざおりえぼし
)
に、彼らしい派手好みな
陣装
(
じんよそお
)
いは、ひと目で彼と、すぐ分る。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
風折烏帽子
(
かざおりえぼし
)
に
紫
(
むらさき
)
の
懸緒
(
かけお
)
を着けたに負けない気で、
此
(
この
)
大島守は、
紺染
(
こんぞめ
)
の
鎧直垂
(
よろいひたたれ
)
の下に、白き
菊綴
(
きくとじ
)
なして、上には紫の陣羽織。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いずれもこの日は大紋
風折烏帽子
(
かざおりえぼし
)
の式服に威儀を正して、お乗り物は一様に長柄のお
駕籠
(
かご
)
、これらのものものしい大小名が規定どおりの供人に警固されて、三
位
(
み
)
、中将、
納言
(
なごん
)
右門捕物帖:27 献上博多人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
また此の、品川で、陣羽織
菊綴
(
きくとじ
)
で、
風折烏帽子
(
かざおりえぼし
)
紫
(
むらさき
)
の
懸緒
(
かけお
)
に
張合
(
はりあ
)
つた次第を聞いて、——例の天下の
博士
(
はかせ
)
めが、(遊ばされたり、
老生
(
ろうせい
)
も一度
其
(
そ
)
の御扮装を拝見。)
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
烏
漢検準1級
部首:⽕
10画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画