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顫律
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せんりつ
ふりがな文庫
“
顫律
(
せんりつ
)” の例文
そして、ジャズの音が激しく、光芒のなかで、
歔欷
(
すすりな
)
くように、或は、
猥雑
(
わいざつ
)
な
顫律
(
せんりつ
)
を
漾
(
ただよ
)
わせて、色欲のテープを、
女郎
(
じょろう
)
ぐものように吐き出した。
東京ロマンティック恋愛記
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
かれはその時総身に或るふしぎな
顫律
(
せんりつ
)
をかんじた。かれの眼にもはっきりとその姿が見えたからであった。
幻影の都市
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
樹間
(
このま
)
をもる月影に照されたあさ子の、波打つ肉体の
顫律
(
せんりつ
)
を感じたとき、丹七は二十年の昔、河の中から引き上げられたあさ子の母の死骸に触れた時の感じを思い起してぎょっとした。
血の盃
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
顫
漢検1級
部首:⾴
22画
律
常用漢字
小6
部首:⼻
9画
“顫”で始まる語句
顫
顫動
顫音
顫声
顫慄
顫上
顫震音
顫出
顫着
顫聲