類稀たぐひまれ)” の例文
父は左衞門茂頼もちよりとて、よはひ古稀こきに餘れる老武者おいむしやにて、壯年の頃より數ヶ所の戰場にて類稀たぐひまれなる手柄てがらを顯はししが、今は年老たれば其子の行末を頼りに殘年を樂みける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
類稀たぐひまれなる我宿わがやど
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)