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面胞
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にきび
ふりがな文庫
“
面胞
(
にきび
)” の例文
が、世界の美人を一人で
背負
(
せお
)
って立ったツモリの美貌自慢の夫人が
択
(
よ
)
りに択って
面胞
(
にきび
)
だらけの
不男
(
ぶおとこ
)
のYを対手に恋の綱渡りをしようとは誰が想像しよう。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
面胞
(
にきび
)
が一ぱいな、細長い黒い顔、彼らの一人息子で、父六郎と同職業のいささか新智識であるところの少年と青年の
合
(
あい
)
の
子
(
こ
)
が、母親譲りの、細い小さな眼をもって、赤いシャツを着て出て来た。
旧聞日本橋:06 古屋島七兵衛
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
いたって貧乏なケチな店だったが、『
金毘羅利生記
(
こんぴらりしょうき
)
』を出版してマンマと失敗した
面胞
(
にきび
)
だらけの
息子
(
むすこ
)
が少しばかり
貸本屋
(
かしほんや
)
学問をして
都々逸
(
どどいつ
)
や
川柳
(
せんりゅう
)
の咄ぐらいは出来た。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
面胞
(
にきび
)
だらけの
小汚
(
こぎた
)
ない
醜男
(
ぶおとこ
)
で、口は重く気は利かず、文学志望だけに能書というほどではないが筆札だけは
上手
(
じょうず
)
であったが、その外には才も働きもない
朴念人
(
ぼくねんじん
)
であった。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
胞
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
“面胞”で始まる語句
面胞面