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青衣
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せいい
ふりがな文庫
“
青衣
(
せいい
)” の例文
近くから澄んだ
砧
(
きぬた
)
の音が
洩
(
も
)
れてくる。
窺
(
うかが
)
えば
青衣
(
せいい
)
を
纏
(
まと
)
った一人の女が調子も静に砧をたたく。凡ての村がさながら一つの庭で、川辺の堤に寄り沿って静に集る。
全羅紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
すると、岡のふもとから身に
青衣
(
せいい
)
をまとい、頭に
逍遥頭巾
(
しょうようずきん
)
をいただいた人影が、杖をひいて登ってきた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
老女は亀の眼の赤くなっているのに驚いて、早々にこの城内を逃げ出すと、
青衣
(
せいい
)
の童子が途中に待っていて、われは龍の子であるといって、老女を山の高い所へ連れて行った。
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
呉夫人の船を
青衣
(
せいい
)
の衛府のもの洲につなぐわざあざやかにして
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
すると、物音を知ったのか、
廊
(
ろう
)
の彼方から、
青衣
(
せいい
)
の童子が飛んできて、ひらと彼の前にたちはだかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と、二人の
青衣
(
せいい
)
の
童子
(
どうじ
)
が左右から自分を呼んでいるのであった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“青衣”で始まる語句
青衣侯
青衣紅衣