はる)” の例文
すなはち庾子亮蟹譜ゆしりやうかいふに載する蟹殻如人面じんめんのごときものありと称するものなり。午後風をさまりはる。すなはち撫院の船に陪乗す。船大さ十四間幅五六間。柁工たこう三十余人。一堂に坐するごとし。少も動揺をおぼえず。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
鶯や雨がはるれば日がくるゝ 釣壺
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)