霜葉しもは)” の例文
あるいは闇黒あんこくからはい出したものの思い出のさまざまが、眼前の霜葉しもは枯れ葉と共にまた多くの人の胸に帰って来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
色づいた霜葉しもはは谷に満ちていた。季節が季節なら、木曾川の水流を利用して山からり出した材木を流しているさかんな活動のさまがその街道から望まれる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
櫻の霜葉しもはに落ちて
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
桜の霜葉しもは黄に落ちて
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)