“雲見”の読み方と例文
読み方割合
くもみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから伊豆半島の南の端、雲見くもみ御嶽山みたけやまにも浅間の社というのがありまして、この山も富士と非常に仲が悪いという話でありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
著しく水気すいきを含んだ北風が、ぱっ/\と顔をって来た。やがて粒だった雨になる。らいも頭上近くなった。雲見くもみ一群ひとむれは、急いで家に入った。母屋おもやの南面の雨戸だけ残して、悉く戸をしめた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)