“附景気”のいろいろな読み方と例文
旧字:附景氣
読み方割合
つけけいき50.0%
つけげいき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくは寒さうな顔を見合はせて、一緒に立つて侯爵にお辞儀をした。そして玄関で待たせたくるまに乗ると、言ひ合せたやうに体を鯱子張しやちこばらせて「勇だ/\。大いにるぞ」と強ひて附景気つけけいきをしてゐた。
附景気つけげいきで面白さうに騒がれるだけ騒ぎ、毒と知りながら、麦酒ビールに酒ぜてのぐいのみ、いまだに頭痛がしてなりませぬとの事なり、兼吉がこの話の内、半熟の卵に焼塩添へて女の持ち運びし杯盤はいばん
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)