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阿呆陀羅経
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あほだらきょう
ふりがな文庫
“
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)” の例文
旧字:
阿呆陀羅經
そのそばに
児守
(
こもり
)
や子供や人が大勢
立止
(
たちどま
)
っているので、何かと
近
(
ちかづ
)
いて見ると、坊主頭の老人が
木魚
(
もくぎょ
)
を
叩
(
たた
)
いて
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
をやっているのであった。
深川の唄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「こうなりゃ、何だって構やしません。庭訓往来なんてケチな事をいわずに、
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
でも何でもやっておくんなさい」
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
これがホンマの
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
だよ……スカラカ、チャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコ……
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
私も覚えていた。女芸人が懐中電灯を掌にして踊りのようなことをしたのを覚えている。しづやは木魚を
敲
(
たた
)
いて
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
の真似をするのが巧かったそうである。
生い立ちの記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
……ところで、おれのような
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
ならいざしらず、街中を竿を抜身でかついであるくばかはない。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
……「精神病院はこの世の
活
(
いき
)
地獄」という事実を痛切に唄いあらわした
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
の文句……
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
追悼
(
ついとう
)
といったところで、改まった催しではなく、
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
みたいなお経をあげ、お互に隠し芸を持ち寄って、飲んで食って、花火が打ち止んだ頃お開きにすればそれでよかったのです。
銭形平次捕物控:125 青い帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
口も動かぬ
片輪
(
かたわ
)
の木魚が。見たり聞いたりして来た話が。腹は
空
(
から
)
ッポ公平無私だよ。タタキ出します
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
だよ。地獄めぐりのチョンガレ文句が。ドンと一段、深みへ落ちます。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“阿呆陀羅経(あほだら経)”の解説
あほだら経(あほだらきょう、阿呆陀羅経)は、軽快な早間口調の俗謡。幕末期から明治期に多く見られた。〽仏説あほだら経……」という歌い出しの戯れ文句で始まる。
(出典:Wikipedia)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
呆
漢検準1級
部首:⼝
7画
陀
漢検準1級
部首:⾩
8画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
“阿呆陀羅”で始まる語句
阿呆陀羅
阿呆陀羅經