間断しっきり)” の例文
旧字:間斷
二葉亭の窮理の鉄槌はただに他人の思想や信仰を破壊するのみならず自分の思想や信仰や計画や目的までも間断しっきりなしに破壊していた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
成程一命にかかわるような大した事ではないが、併し其大した事でない用が間断しっきりなく有る。まず朝は下女と殆ど同時におこされて、雨戸を明けさせられる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
遠慮気兼きがねをする者が一人もいなかったから、若い男はい遊び場にして間断しっきりなしに出入でいりして、毎晩十二時一時ごろまでもキャッキャッと騒いでいた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
麦酒の箱が積まれる。薦被りが転がり込む。鮨や麺麭や菓子や煎餅が間断しっきりなしに持込まれて、代る/″\に箱が開いたかと思うと咄嗟に空になった了った。
親しい遠慮のない友達が来ると水菓子だの餅菓子だのと三種みいろ四種よいろも山盛りに積んだのを列べて、お客はそっちのけで片端からムシャムシャと間断しっきりなしに頬張ほおばりながら話をした。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)