“長裃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながかみしも66.7%
なが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高家の達しで、式服は長裃（ながかみしも）と定めていた。すでに、それを身に着けてからである。老臣のうちで、疑う者があって云った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
服装のことなど、教えてないはずだから、場違いの長裃（ながかみしも）でも着けていはしまいか——そうだと面白いのだが、と、吉良が、美濃守の姿を求めると、立派に大紋烏帽子だった。
元禄十三年 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)
『お指図によれば、今日は長裃（なが）との仰せでござったが、諸侯、一名の洩（も）れもなく、烏帽子大紋でござる故、それがしも、かように着替えました。悪しからず思召しくだされい』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)