トップ
>
長笄
>
ながこうがい
ふりがな文庫
“
長笄
(
ながこうがい
)” の例文
所が、杉江の眼が
逸早
(
いちはや
)
く飛んだのは、一番上段にある
内裏雛
(
だいりびな
)
に注がれた。そのうち女雛の方が、一本の
長笄
(
ながこうがい
)
——それは、白鼈甲に紅は鎌形の紋が頭飾りになっているのを、抱いていたからである。
絶景万国博覧会
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
二人とも御守殿風の
長笄
(
ながこうがい
)
を横すじかいに
崩
(
くず
)
し傾けて、
緋緞子
(
ひどんす
)
揃いの長襦袢の襟元を乳の下まで白々とはだけたダラシなさ。最前から
欠伸
(
あくび
)
を繰返し繰返し不承不承に口を動かしている風情であった。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
笄
漢検1級
部首:⽵
10画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持