長井ながい)” の例文
米沢の名をかぶるものに「米琉よねりゅう」があります。しかし主に織ったのは長井ながいであります。それ故「長井紬ながいつむぎ」の名でも呼ばれました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
長井ながいの山とおほりと見附と木戸でかこまれた袋のような中で、十三人の腰元が乗物もろとも煙のように消えうせてしまった。
左馬権介さまごんのすけ結城ゆうき七郎、千葉平兵衛尉ちばへいべえのじょう葛西かさい十郎、筑後ちくご六郎、和田わだ三郎、土肥先二郎どひせんじろう佐原さはら太郎、多多良たたら四郎、長井ながい太郎、宇佐美うさみ三郎、佐佐木小三郎ささきこさぶろう南条平次なんじょうへいじ
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
番頭ばんがしら斎藤飛騨守さいとうひだのかみ長井ながい新八郎、新五郎の兄弟などである。折わるく日根野備中は居合わせなかった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)