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鑑定
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めがね
ふりがな文庫
“
鑑定
(
めがね
)” の例文
凡
(
すべ
)
てカアネエギイのやうに自分の腕一本で
事業
(
しごと
)
に成功した男は、得て自分の腕を自慢する余り、自分の
鑑定
(
めがね
)
をも信じたがるものなのだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
今にあれはえらい人になると云っていたが、
十指
(
じっし
)
の指さす処
鑑定
(
めがね
)
は違わず、実に君は大した
表店
(
おもてだな
)
を張り、立派な事におなりなすったなア
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「大ありさ、江戸は広いやね。——綺麗な女房の方は俺の
鑑定
(
めがね
)
じゃ納まるまいが、大きな仕事ならちょうど良いのがあるぜ」
銭形平次捕物控:124 唖娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこはね、性理上も
斟酌
(
しんしゃく
)
をして、そろそろ色気が、と思う時分には、妹たちが、まだまだ自分で、男をどうのこうのという
悪智慧
(
わるぢえ
)
の出ない先に、親の
鑑定
(
めがね
)
で、婿を見附けて授けるんです。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「大ありさ、江戸は廣いやね。——
綺麗
(
きれい
)
な女房の方は俺の
鑑定
(
めがね
)
ぢや納まるまいが、大きな仕事なら丁度良いのがあるぜ」
銭形平次捕物控:124 唖娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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一同「お
鑑定
(
めがね
)
の通りと存じます」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もったいない事だが、あれはお上のお
鑑定
(
めがね
)
違いですよ、——親孝行なんてとんでもない事だ。たった一人の母親を
銭形平次捕物控:092 金の茶釜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「柴井町の親分、それはお前さん、
鑑定
(
めがね
)
違ひぢやありませんか。辰五郎はお常の阿魔に氣があるにしたところで、人を殺すやうな大それた事の出來る人間ぢやねえ——」
銭形平次捕物控:013 美女を洗ひ出す
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「柴井町の親分、それはお前さん、
鑑定
(
めがね
)
違いじゃありませんか。辰五郎はお常の阿魔に気があるにしたところで、人を殺すような大それた事の出来る人間じゃねえ——」
銭形平次捕物控:013 美女を洗い出す
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「三千両の事はともかく、和助を殺したのは俺じゃない、親分、それは
鑑定
(
めがね
)
違いだ」
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鑑定
(
めがね
)
違いは誰にもあることだ。それに、徳三郎を臭いと思ったのも、お品さんの言葉があったからだよ、お前の手落なもんか。旦那の前だが今さら十手捕縄をお返しする歳でもあるめえ。
銭形平次捕物控:019 永楽銭の謎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
とんでもない、そればかりは、親分の前だが、
鑑定
(
めがね
)
違いというものだ
銭形平次捕物控:074 二度死んだ男
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ありや
鑑定
(
めがね
)
違ひですよ、親分の前だが」
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ありゃ
鑑定
(
めがね
)
違いですよ、親分の前だが」
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“鑑定”の意味
《名詞》
鑑 定(かんてい)
専門的な知識、技能によって、物の価値、真贋を判断・評価すること。美術品、骨董品等に対して行う。
不動産鑑定評価のこと。
訴訟における、学識経験者による専門的知識・判断の報告を目的とした証拠調べ手続。
(出典:Wiktionary)
“鑑定”の解説
鑑定(かんてい)とは、専門的な知識を持つ者(専門家)が、科学的、統計学的、感覚的な分析に基づいて行う、評価・判断をいう。鑑定の結果を記した報告書を鑑定書という。
(出典:Wikipedia)
鑑
常用漢字
中学
部首:⾦
23画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“鑑定”で始まる語句
鑑定家
鑑定書
鑑定料
鑑定役
鑑定法
鑑定証
鑑定上手
鑑定折紙