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鐸
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たく
ふりがな文庫
“
鐸
(
たく
)” の例文
この時までに五六人の同僚が次第に出て来て、いつか机が皆
塞
(
ふさ
)
がっていた。八時の
鐸
(
たく
)
が鳴って暫くすると、課長が出た。
あそび
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「でもね姉さん。晩はコワくてこまるの。誰も起きていないのに本堂で
鐸
(
たく
)
が鳴るんだもの。お父さんにきくと、鼠がふざけて
尾
(
しっぽ
)
で鐸を叩くんだって——。」
幼年時代
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
唱出俳壇新韵鐸(俳壇に唱へ出す
新韵
(
しんゐん
)
の
鐸
(
たく
)
)
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
外では
鐸
(
たく
)
の音が
蛼
(
こおろぎ
)
の鳴くように聞える。
白
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
号砲に続いて、がらんがらんと銅の
鐸
(
たく
)
を振るを合図に、役人が待ち兼ねた様に、一度に出て来て並ぶ。中にはまかないの飯を食うのもあるが、半数以上は内から弁当を持って来る。
食堂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“鐸(
銅鐸
)”の解説
銅鐸(どうたく)は、弥生時代に製造された釣鐘型の青銅器である。紀元前2世紀から2世紀の約400年間にわたって製作、使用された。
(出典:Wikipedia)
鐸
漢検準1級
部首:⾦
21画
“鐸”を含む語句
風鐸
鐸鈴
木鐸
銅鐸
勒鐸理加
宝鐸
寶鐸
諒周鐸
鈴鐸
鐘鐸
鐸磬
馬鐸