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鍤
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すき
ふりがな文庫
“
鍤
(
すき
)” の例文
むかし、
孔孟
(
こうもう
)
以後、
劉伶
(
りゅうれい
)
という賢者がいた。この賢者、つねに
鍤
(
すき
)
(
鍬
(
くわ
)
)を杖として、天下に道を説いてあるき
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今弟の
語
(
ことば
)
を聞いて、
小婢
(
しょうひ
)
の失踪したのと、土穴に
腥羶
(
せいせん
)
の気があるのとの間に、何等かの関係があるように思った。そして同班の卒数人と共に、
鍤
(
すき
)
を持って咸宜観に突入して、穴の底を掘った。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
先生の霊は永くここにあり
嗚呼
(
ああ
)
、骨肉は天命終るところの処に
委
(
まか
)
せ、水にはすなはち
魚鼈
(
ぎよべつ
)
に
施
(
ほどこ
)
し、山にはすなはち
禽獣
(
きんじう
)
に
飽
(
あ
)
かしむ。何ぞ
劉伶
(
りうれい
)
の
鍤
(
すき
)
を用ひんや。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(わしが死んだら、この
鍤
(
すき
)
で穴を掘り、骨を
埋
(
うず
)
めよ)
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鍤
部首:⾦
17画