錦帳きんちょう)” の例文
案外にも青き薄様うすように「蘭省花時錦帳下」[蘭省らんしょう花時かじ錦帳きんちょうもと]という白楽天の句を書いて、「末はいかに」とある。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
波を枕に、肱枕ひじまくらをさるるであろう。蓑の白い袖が時として、垂れて錦帳きんちょうをこぼれなどする。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)