“銘〻”の読み方と例文
読み方割合
めいめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶の間の広いところに薄暗い洋燈ランプ、何だか銘〻めいめいの影法師が顧視かえりみらるる様な心地のする寂しい室内の雨音の聞える中で寒素かんそな食事を黙〻として取った光景が眼に浮んで来て
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その竿尻さおじりをちょっと何とかした銘〻めいめいの随意の趣向でちょいと軽く止めて置くのであります。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あらかじめロープをもって銘〻めいめいの身をつないで、一人が落ちても他がふみとどまり、そして個〻の危険を救うようにしてあったのでありますけれども、何せ絶壁の処で落ちかかったのですからたまりません
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)