“銀鞭”の読み方と例文
読み方割合
ぎんべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂宋兵衛るそんべえは、今夜こそ伊那丸をとらえて、家康にひとつのこうを立てようものと、銀鞭ぎんべんをふるってじぶんたちの一丹羽昌仙にわしょうせん早足はやあし燕作えんさくや、二、三十人あまりの野武士のぶしたちを
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蔦之助つたのすけは馬上からそこの高札こうさつを引きぬいてふりかざし、どっと、十四、五けんほどかけだしたが、あッ——と思うまに蔦之助、くぼの草かげからひらめいた銀鞭ぎんべんにはらわれて、馬もろとも
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)