“鉄錠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てつじょう75.0%
かなじょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……されば、道法九代の間、また私も、住山三十年にもなりますが、かつてただの一度も、ここの鉄錠てつじょうに手をかけたためしなど、見たことはありません
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふと、蔵の戸前とまえをふり仰いで、そこの鉄錠てつじょうがはずされているのを見つけるや否
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、門の鉄錠かなじょうをねじ切って、門番を閉口させてよろこんでみたりまた、おつきの女どもの中で、二本の火箸をねじ曲げて
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)