釣客ちょうかく)” の例文
三時過ぎ、うちに帰りけるが、後に聞く所によれば、此日、市ヶ谷見付へん濠渠ほりも、おびただしき釣客ちょうかくなりしとぞ。
東京市騒擾中の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
勿論もちろん未熟者という意味のボク釣師とみずから言ったのは謙遜的で、内心に下手へた釣師と自ら信じている釣客ちょうかくはないのであるし、自分もこの二日ばかりは不結果だったが
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)