金閶きんしょう)” の例文
心慧思霊しんけいしれいの非常の英物で、美術骨董にかけては先ず天才的の眼も手も有していた人であったが、或時金閶きんしょうから舟に乗り、江右こうゆうに往く、道に毘陵びりょうを経て、唐太常に拝謁を請い
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私は取る物も取りあえず、金閶きんしょうにある王氏の第宅ていたくへ、秋山を見に出かけて行きました。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)