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金遣
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かねづか
ふりがな文庫
“
金遣
(
かねづか
)” の例文
師匠の鶴吉とどんな事になつて居るか、
金遣
(
かねづか
)
ひはどうか、お
優
(
いう
)
との間はどんな事になつて居るか。——待つてくれ、それから書き役の又六の方も調べるんだ。
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
蘇生
(
そせい
)
して東京へ出て来たものだったが、気分がお座敷にはまらず、
金遣
(
かねづか
)
いも荒いところから、借金は
殖
(
ふ
)
える一方であり、苦しまぎれの
自棄
(
やけ
)
半分に、伊沢にちょっかいを出したものだった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
銀子は
金遣
(
かねづか
)
いのきびきびしているところから、商人たちにも人気がよかった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“金遣”の解説
金遣(きんづかい)は、江戸時代において使われた経済用語で物価を決めるのに金を用いることを指す。これに対して銀を用いることを銀遣(ぎんづかい)と呼ぶ。
『近世風俗誌』に「たとえば米価を唱ふにも京坂は一石の価銀幾十匁と云、江戸は金一両に米幾斗幾升と云」と記されているように江戸を中心とした東国では金遣、上方を中心とした西国では銀遣が採用されていた。一般的には伊勢国・美濃国・加賀国を境界として東を金遣・西を銀遣とするが例外もあって厳密な区分は困難である。
(出典:Wikipedia)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚