“金襴皮”の読み方と例文
読み方割合
きんらんがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも、何のそよぎもしないので、かれは初めて心をゆるしたが、小柄を打ったはずみに、おのれのふところから金襴皮きんらんがわの料紙入れが落ちて、ズズズと岩の間へすべりこんだのを知らずにいた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)