重陽ちようやう)” の例文
丁度九月九日重陽ちようやうの節句の日、善兵衞は御禮言上のため龍の口の上屋敷に參上、留守宅では、殿樣から拜領の菊の御紋のお菓子折を開いて、内儀のお絹中心に
春は、清明せいめいの後、秋は重陽ちようやうの後、順風を得て渡航するのを常としたが、朝鮮や遼東に向ふ者は対馬から、直隷、浙江せつかう、山東に向ふ者は五島から、福建、広東カントンに渡るものは薩摩から出発した。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
大机重陽ちようやうすぎの父の日をしら菊さして歌かきて居ぬ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)