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酒盞
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うくは
ふりがな文庫
“
酒盞
(
うくは
)” の例文
「王子よ、我の
酒盞
(
うくは
)
を爾は受けよ。」と、兵部の宿禰は傍からいって、
馬爪
(
ばづ
)
で作った酒盞を長羅の方へ差し延べた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
山蟹の卵は爾の腹から我の強き
男子
(
おのこ
)
を産ますであろう。来たれ。我は爾のごとき美しき女を見たことがない。来たれ。我とともに我の
室
(
へや
)
へ来りて、
酒盞
(
うくは
)
を干せ。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
大夫は妻の髪を掴んで引き伏せようとしたときに、再び新しい一人の足音が、
蹌踉
(
よろ
)
めきながら三人の方へ馳けて来た。それは
酒盞
(
うくは
)
を片手に持った長羅の父の君長であった。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
盞
漢検1級
部首:⽫
13画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽